畳の種類

畳のデザインは大きく2種類に分かれます。

◇縁付きタイプ
∟伝統的で落ち着いた印象をもつ従来の畳には、長手方向に「縁(へり)」とよばれる布が付き、衝撃から畳を守り、敷き合わせの隙間を埋るなどの役割を担っています。縁の模様や色で、階級を示す時代もありましたが、近年ではインテリア性を高める要素となっています。

◇縁なしタイプ
∟畳の端に縁を付けていないシンプルなデザイン。昔、縁には絹や綿などの高級素材が使用され、ほつれたり破れたりしやすかったので人の往来の多い場所には不向きでした。そこで、初めから縁をつけない実用的で使いやすい縁なし畳が生まれました。最近では和モダンや洋間にもマッチする畳として人気があります。

日本の和室 畳

麻四本芯

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経糸に麻糸ダブルを使った畳表。一番の高級品とされる経糸のタイプとされています。麻糸ダブルで織り上げた畳表はとても珍しく希少です。主に広島県産の畳表に使用される事が多い感覚です。お値段の方も結構張りますが、そのムックリとした仕上がりは何とも言えない触り心地・踏み心地を心地良く感じていただけます。

麻綿四本芯 

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経糸に麻綿ダブルを使った畳表。一般的に高級品とされる畳表がこのタイプです。価格に幅があり、安価なものと高価なものを比べると2倍~3倍以上の差がある場合も。安価なものはい草(髭の長さ)の長さも短く、赤毛が混ざっていたりしますが、高価なものは色味も優れ、より多くのい草を織り込み上質な畳表に仕上げてあります。いずれにしても糸引き表などより耐久性に優れた高級品の扱いです。

綿二本芯

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恐らく普及率が一番なのが、経糸に綿糸を使った畳表。下級品~上級品まで品質に幅があり、選別された良質ない草で織り上げた畳表は、麻綿ダブルのものより高級な場合もあります。綿糸という性質上、それほど沢山のい草を織り込むことが出来ないので、耐久性は麻引きや麻綿ダブルより劣ります。畳床に馴染み良く、仕上がりが割合綺麗になる事から、新築の畳は、安価で購入できる利点もあり糸引き表の下級品~中級品位の畳表がついています。

新調畳・表替え・裏返し

畳全体を新しくするだけでなく、畳の土台を再利用した「表替え」、畳表を裏返して再利用する「裏返し」等も可能です。表替えや裏返しなどは、元々の畳を有効活用するものなので、その畳の状態が悪い場合は出来兼ねる場合もあります。その場合は、現状をお伝えし、最適な方法をご提案いたしますのでご安心ください。

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